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For retailers2023/06/22

リアル店舗とバーチャルの融合!バーチャル店舗がもたらすメリット

近年、Amazonや楽天市場など、豊富な資金力をもつ大手企業の売上が拡大しています。
対抗する中小企業は、実店舗における経営だけでは厳しさを増しているケースもあるのではないでしょうか。

そこで活用したいのが、実店舗とECサイトを融合させた「バーチャル店舗」です。今回は店舗運営企業必見のバーチャル店舗がもたらすメリットをご紹介します。

リアル店舗のメリット

インターネットが生活の隅々にまで浸透した現代では、顧客が欲しい商品のほとんどを実際の店舗に行かなくても購入できるようになりました。それに伴い、オンラインショッピングの世界では、巨大なECサイトがますます成長の一途を遂げています。

その一方で、従来のようなリアル店舗で購入するメリットも多く存在します。例えば、欲しい商品をその場ですぐに持ち帰りできるという点は、大きなメリットの1つでしょう。また、リアル店舗で購入してもらうことには、企業側にもいくつかメリットがあります。

実際に接客を行うため、顧客とのコミュニケーションが取りやすくなり、顧客体験を通じてブランドイメージを構築しやすく、オンラインにはない親しみやすさや愛着を顧客は持つようになり、顧客のファン化に繋がります。

最後に、ECサイトでは、直接商品に触れられない一方、リアル店舗では質感やサイズ感などが分かりやすいこともメリットとして挙げられるでしょう。オンラインではわからない情報を提供できれば、他店舗との差別化を明確にすることも期待できます。

リアル店舗のデメリット

リアル店舗ならではのデメリットもあります。リアル店舗は、販売するスタッフの人件費をはじめ、家賃や設備の維持費用などのさまざまな費用がかかるほか、運営できる場所や時間にも制限があります。

商業施設の店舗であれば、その施設の営業時間に沿って営業しなければならず、時間的な制約が避けられません。また、場所次第では集客効果が得られず、店舗運営に大きな影響を受ける可能性もあります。

人の流れが多い大通りの角地であれば、人目につきやすいため集客も期待できますが、人の流れが少ない路地裏の店舗では集客が厳しくなることも考えられます。

オンラインショップ(ECサイト)のメリット

オンラインショップのメリットの一つは、場所の制限が無いことです。

全てのショップがWeb上に平等に存在するため、人通りや角地など、リアル店舗で重視される立地の問題に影響されません。また、オンラインショップなら販売スタッフを雇う必要がないため、人件費を削減できることもメリットの一つです。

また、オンラインショップは24時間365日の営業ができるため、顧客が自由なタイミングで買い物をすることができます。「仕事で忙しくて店舗に行く時間がない」という人の機会損失を防げるようになります。そのほかにも、オンラインショップでは会員登録してもらうことで顧客情報を得られるため、顧客に合った商品情報を提供できる点もメリットといえます。

オンラインショップ(ECサイト)のデメリット

オンラインショップは、インターネット時代において必須の販売チャネルといえますが、少なからずデメリットも存在します。

Web上にオンラインショップを構築するには、費用と時間がかかります。また、Webサイト構築に関する専門技術を持った人材が必要になるため、社内で構築できない場合には外部に委託する必要があります。

また、顧客はインターネット上から必要な情報を収集して、商品の比較検討を手軽にできるようになります。ほかのショップで販売されている商品と比較しやすくなることから、価格競争が起こりやすくなるでしょう。

そして何よりも、オンラインショップでは商品を手に取って見ることができません。見た目や質感、サイズ感などを体感できないため、商品のイメージをつかみにくく、購入を見送ってしまうこともあると考えられます。

OMOでリアル店舗とバーチャル(オンライン)を融合させる

リアル店舗とECサイトのそれぞれのメリットを最大限に生かすには、OMOの実現が有効です。OMOでは、リアル店舗とECサイトの垣根を取り払い、オンラインとオフライン、双方のチャネルをシームレスに移動する購買体験を提供できます。

リアル店舗とECサイトのどちらか一方ではなく、双方の魅力を高めることがOMOを成功させるカギとなります。そのうえで、顧客の購買プロセスに合った情報提供やフォローを行うことで、よりよい購買体験を創出できます。

また、ショップスタッフとのリアルタイムな会話やお店の雰囲気に触れることなど、リアル店舗でしか受けられない体験を提供するために、VRや3Dなどの技術を活用した「バーチャル店舗」を導入することも有効です。バーチャル店舗では、よりリアル店舗に近い購買体験ができるため、購買意欲の向上につながることが期待されます。

オムニチャネル化の成功事例を紹介

OMOを実現するには、まずは自社サービスをオムニチャネル化して、あらゆる方向からアクセスができるようにしなければなりません。ここでは、オムニチャネル化の成功例について2つ紹介します。

JAM HOME MADE 東京店の事例

ブライダルジュエリーを手掛ける『JAM HOME MADE』では、ECサイトのように時間を問わず、いつでも結婚指輪が購入できる自動販売機を設置しています。

また、バーチャルに訪れた客をアバターとして店舗内に投影しており、リアル店舗にも来店履歴を残せるような仕組みを構築しています。このようなリアルとバーチャルの融合によって、わずか20坪の店内に1分間で約2000人の来店につながっています。

ユニクロの事例

衣料品大手のユニクロは、ECサイトで購入した商品を顧客の最寄り店舗で受け取れるサービスを提供しています。商品の受け取りに訪れた顧客に、店舗内で“ついで買い”をしてもらえるという点が狙いです。

また、ECサイトでしか購入できないWeb限定商品を提供することで、リアル店舗とWebの両方の利用を促進させて、顧客1人あたりの購入金額を引き上げることに成功しています。

バーチャル店舗とは|ECと実店舗を組み合わせた店舗

従来ではリアル店舗でしか受けられなかった顧客体験を、自宅や職場など店舗から離れた場所にいながらオンライン上の仮想空間で提供する「バーチャル店舗」という新たな仕組みが近年では登場しています。

顧客は商品が掲載されているだけのホームページを見るのではなく、アバターを通してリアル店舗を見て回ることが可能です。また、リアル店舗に行かなくても、リアルタイムでショップスタッフと会話ができるようになり、これまでのECサイトとは大きく異なった体験が提供できます。

バーチャル店舗の活用がもたらすメリット

バーチャル店舗には、リアル店舗とECサイトを連携する以上のメリットがあります。

これまでのECサイトは、顧客が一方的に商品情報を収集するだけでしたが、バーチャル店舗ではリアルタイムでショップスタッフと会話をしながら買い物ができます。さらに、顧客はバーチャル空間における店内を移動しながら、お目当ての商品を探せるのです。

また、企業側では、リアル店舗では難しかった顧客のデータを収集できるメリットがあります。バーチャル店舗を通して、顧客の購買行動をデータとして蓄積・解析することで、より顧客に合った商品情報を提供できるようになります。

まとめ

リアル店舗とECサイトの仕組みが融合した店舗は、これまでにない顧客体験を提供でき、企業と顧客双方に大きなメリットをもたらします。

L.B.B.Cloudでは、LINE連携で簡単に自社店舗のOMO化が可能です。顧客に新しいアプリをインストールしてもらうというハードルもないため、スムーズな移行ができるでしょう。自社店舗のOMO化に興味があるなら、是非弊社にご相談ください。

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