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For retailers2023/08/10

LINEミニアプリでOMOを実現|新しい購入体験とその効果

LINEミニアプリが登場したことで、モバイルオーダーシステムを素早く開発する環境が整いました。LINEのプラットフォーム上で、顧客のオンライン・オフライン双方の購入体験を完結できるようになります。

今回は、OMOの実現に向けてLINEミニアプリを活用する効果について解説します。

OMOは顧客の利便性を向上させるマーケティング概念

OMO(Online Merges with Offline)は「オンラインとオフラインの融合」を意味するマーケティングの概念です。

混同されやすい概念の一つに「O2O(Online to Offline)」がありますが、O2Oはネットからリアル店舗での購買に誘導するための戦略を指しており、OMOとは異なります。

スマートフォンが普及して、多くの人がネットショップを利用するようになった現在では、ネットとリアル店舗の垣根をなくして自由に行き来するOMOが注目されています。OMOには、顧客の利便性と販売効率を向上させる効果が期待されます。

OMOが販売にもたらす3つのメリット

OMOが販促活動にもたらすメリットは、大きく3つ挙げられます。

1.販売機会の損失を防げる
2.顧客の行動データを統合できる
3.顧客生涯価値(LTV)の向上が期待できる

OMOを導入すると、店舗とネットショップのどちらか好きな方法で商品を購入することが可能になります。店舗に行く時間がない人がネットショップで商品を購入したり、ネットショップの在庫がない場合に、実店舗で商品を予約して受け取ったりといった行動ができるようになるため、販売機会の損失を防げます。

また、ネットショップと実店舗での購買データを統合して、顧客の趣味や嗜好、必要としているものを分析したうえで、おすすめの商品を提案することも可能です。OMOによるシームレスな購入体験は、顧客の満足度や利便性の向上を後押しするため、結果的に顧客生涯価値(LTV)の向上も期待できます。

LINEミニアプリでOMOを実現する

LINEミニアプリとは、通常のネイティブアプリとは異なり、LINE公式アカウントに搭載するアプリ、またはアプリ開発のためのプラットフォームを指します。

実店舗での購買行動とLINEミニアプリを連携させたサービスやキャンペーンを実施することで、OMOを実現できます。企業側はローコストでアプリを開発できるほか、LINE上にサービスを無料で公開できるなどの大きなメリットがあります。

LINEミニアプリでOMOを導入するメリット

LINEミニアプリは、アプリ開発のハードルが低く、ローコストで素早い開発ができるメリットがあります。また、OMOによるマーケティングの観点からも、LINEミニアプリを活用するメリットがあります。この章では、LINEミニアプリを使ってOMOを導入するメリットについて解説します。

追加でアプリをインストールしてもらう必要がない

OMOを実現するために、店舗とアプリを連携する際、ハードルが高くなるのが「アプリのインストール」です。店舗を訪れる顧客にアプリの利用を促しても、インストールや初期設定に手間がかかることから、期待通りに利用してもらえないケースがあります。

LINEミニアプリの場合、LINEユーザーならすぐに使える仕組みとなっており、アプリをインストールしてもらう必要がありません。店舗でQRコードを読み取ってダイレクトにアクセスできるため、気軽に利用してもらいやすくなります。

店舗内やレジ付近の混雑を回避できる

LINEミニアプリから商品の受け取り予約ができるようになると、店舗を訪れてから商品を探す必要がなくなり、店内の混雑を防ぐことが可能です。また、決済もLINEで行えるため、買い物時間の短縮につながり、顧客の利便性向上が期待できます。

顧客データに合わせたマーケティングができる

自社のLINEミニアプリとECサイト、実店舗などを連携させて、利用データを一元的に管理することで、顧客に合わせたマーケティング活動を行えるようになります。

例えば、実店舗での購買履歴をもとに、1人ひとりに合わせたクーポンやキャンペーンをLINEミニアプリで配信するといった活用方法があります。

従来では、実店舗で買い物をする際は、顧客に合わせた情報を提供することは困難でしたが、OMOを実現することで、よりパーソナライズ化された購入体験を提供できます。

販売手数料がかからない

iOS版やAndroid版などのネイティブアプリの場合、課金が発生するサービスに対しては、Apple・Googleともに販売時に30%(割引対象の事業者は15%)の手数料が徴収されます。(2023年5月現在)

LINEミニアプリの場合、アプリ課金の仕組みを取らないため、そのような手数料は設定されていません。アプリを通じて販売する商品・サービスの価格設定に制約がなく、決済方法も企業が自由に設定できるという点は、企業にとってメリットといえるでしょう。

情報発信が容易

LINEミニアプリのサービスには、情報発信のためのシステムが用意されており、そこからLINEユーザーに向けて商品・サービスの情報を配信することが可能です。

ユーザーは自身のホーム画面から日常的にさまざまな情報にアクセスしているため、その一つとして自社の情報に触れる機会が増えるようになります。

また、ユーザーの連絡先はLINEアカウントを通じて確認できるため、改めてアプリで住所やメールアドレスを入力してもらう必要がありません。店舗側だけでなく、ユーザーにとっても手間がかからず、手軽に利用しやすくなります。

LINEミニアプリによるOMOの事例:アパレル業界

アパレル業界では、OMOを実現するための手法として以下が取り入れられています。

1.デジタルサイネージ
2.チャットボット
3.ポイント活用
4.モバイルオーダー

LINEミニアプリでも、これらの機能を利用できます。

アパレル業界においては、購入データから顧客の嗜好・ニーズを把握して、実店舗での商品提案に活かしている事例があります。

また、ユーザーがアプリから試着を申し込んで来店のきっかけにしたり、来店時に特典をもらえたりして、購入体験を向上させる取り組みも見られています。

LINEでOMOアプリを導入する効果

LINEミニアプリを利用すると、低コストかつ手軽にOMOを導入できます。QRコードの読み取りのみで利用できるため、気軽に利用をしてもらいやすくなるほか、ユーザーへの継続的な情報発信によって、来店促進やECサイトへの誘導につながることが期待できます。

また、他言語に対応すれば外国人への販売もスムーズになることや、LINEに登録されたユーザー情報(顧客情報)をマーケティングに利用できることなども、LINEでOMOを導入することで得られる効果といえます。

まとめ

LINEのモバイルオーダーによってOMOを実現するL.B.B.Cloudは、クラウド型モバイルオーダープラットフォームです。個別にセットアップ可能な販売・配送管理機能を組み合わせて、貴社専用のモバイルオーダーシステムを構築できます。

  • 店舗DX
  • 顧客体験
  • リテール
  • OMO
  • LINE
  • ミニアプリ
  • EC
  • モバイルオーダー
  • 店舗受取
  • 事前注文
  • 在庫管理
  • 在庫連携
  • 混雑回避
  • ユーザー情報
  • QRコード

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