menu

For Restaurants2024/11/14

オーダーエントリーシステムとは?種類や選び方、メリットデメリットを紹介

飲食店でのDX化が進み、オーダーエントリーシステムを導入する飲食店が増えています。
今回は、オーダーエントリーシステムの概要について、種類や選び方、メリットとデメリットとともにご紹介します。

L.B.B.Cloudのモバイルオーダー

オーダーエントリーシステムとは

オーダーエントリーシステムとは、注文情報をデジタル化して使用するシステムです。Order Entry System の頭文字を取って「OES」と呼ばれることもあります。
これまで、飲食店で注文を受ける際には手書きが主流でした。
オーダーエントリーシステムは注文情報が自動でキッチンに伝えられます。
手書きの際に起こりがちな、文字が汚くて読めない、記入漏れなどの注文ミスが減ります。
また、注文情報をキッチンやレジと共有できることや、在庫の確認がスムーズなことなどがメリットです。

大阪にある飲食店の事例では、スマホ端末で注文を受けた情報が、直接キッチンにある画面と、レジに届くシステムを導入したことで、紙伝票の記入・受け渡しが不要になりました。

出典:おいしく安価な食事の提供をめざしてシステム化を推進 | 導入事例

オーダーエントリーシステムの種類

オーダーエントリーシステムの主な種類は、ハンディターミナル型・モバイル型・タブレット型です。
ハンディターミナル型とは、専用のハンディ機器でスタッフが送信した注文がレジ連携されるシステムです。
モバイル型とは、スマートフォンでアプリやQRコードから注文してもらうシステムです。
タブレット型とは、各テーブルにタブレットを設置し、顧客自身で操作して注文するシステムです。
オーダーエントリーシステムには複数の種類があり、それぞれ特徴が違います。
導入する際は、どの種類がよいのかを検討しましょう。

オーダーエントリーシステムの選び方

オーダーエントリーシステムは、店舗の課題に合うものを選ぶことが大切です。
どのような課題があるのかを洗い出し、課題解決や導入目的にあったシステムを選びましょう。
また、費用対効果も重要です。
オーダーエントリーシステムは、導入時だけではなくランニングコストもかかります。
発生する費用に対して、どれだけのメリットや効果が得られるかを見極めましょう。

オーダーエントリーシステムを導入するメリット

オーダーエントリーシステムを導入することには、以下のメリットがあります。

・店の回転率が上がる
・オーダーミスを防げる
・人件費を抑えられる
・他の業務に注力できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

店の回転率が上がる

ホールのスタッフが注文を取ることでキッチンはすぐに注文情報を確認できるため、商品の提供時間が短縮されます。
商品提供が早くなることで、忙しい時間帯の回転率の向上につながるでしょう。
顧客は好きなタイミングで注文でき、商品提供も早くなるので顧客満足度の向上も期待できます。
店の回転率が上がれば、売上アップも期待できます。

オーダーミスを防げる

手書きの​紙伝票では、​ホールスタッフの​書き間違えや、文字が汚くて読めないなどのミスが起こります。
オーダーエントリーシステムでは、注文はデジタルデータとしてキッチンに届くため、人為的なオーダーミスの防止が可能です。
キッチンでは注文の順番や品名、注文数などが明確になるため、調理漏れや作り間違え・誤配を防げます。
他にも、レジ連携ができスムーズに会計処理を行えるので、オーダーエントリーシステムがあればレジのミス防止にもつながります。
これらのヒューマンエラーによるオーダーミスをなくせる点は、大きなメリットです。

人件費を抑えられる

オーダーエントリーシステムを導入すれば、ホールスタッフが注文票を持ってホールとキッチンの往復は不要です。
他にも、注文や在庫管理などの煩雑な作業がシステム化で一元化できるため、発注や経理を担当するスタッフの作業量を削減できます。
ホールスタッフの作業量を減らすことで店舗を運営するために必要な人数を減らすことや人件費を抑えられ、利益を増やすことが可能です。
オーダーエントリーシステムの活用で業務効率化ができれば、負担を増やさずに人件費を抑えられます。

他の業務に注力できる

オーダーエントリーシステムを導入することで、店の回転率が上がり、スタッフの作業量を減らすことが可能です。
その結果、忙しくて手が回っていなかった部分に着手することで、顧客満足度の向上や売上の向上につながるでしょう。

オーダーエントリーシステムのデメリット

オーダーエントリーシステムを導入することにはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
そこでここからは、デメリットについてご紹介します。

導入にコストがかかる

オーダーエントリーシステムを導入するためには、下記のようなさまざまな費用がかかります。

初期費用
・注文入力機器:タブレットやハンディターミナルなど
・設備システム:キッチンに設置するモニターやプリンターなど

導入後のランニングコスト
・Wi-Fiなどの通信費
・システムの利用料(月額制・従量課金制など)

導入時だけではなく、ランニングコストがかかることを把握した上で、予算に合ったシステムを選びましょう。

スタッフへの研修や教育が必要になる

新しいシステムを使いこなせるようにするには、スタッフへの研修や教育は欠かせません。
教育が不十分なまま運用を開始すると、スムーズな案内ができず、顧客満足度の低下につながります。
システム操作方法以外にも、トラブル時の対処法やお客様の質問に対する答え方など、実務を想定した研修が大切です。
システム導入時は、研修や教育に相応の時間が必要になることを理解しておきしましょう。

通信障害やシステム障害のリスクがある

オーダーエントリーシステムの利用中に、通信障害やシステム障害が発生する可能性もあります。
通信障害は、端末やシステムがインターネットにつながらなくなる状態です。
システム障害は、オーダーエントリーシステムそのものの不具合です。
どちらの障害も、注文の受付ができない、キッチンのモニターに注文が表示されないなど店舗運営に大きく影響します。
障害のリスクがあることを理解し、システムのサポート体制やトラブル時の復旧手順など、万が一に備えたマニュアルを作っておくことが大切です。

まとめ

オーダーエントリーシステムを導入することで、店の回転率や顧客満足度の向上、人件費の削減などさまざまなメリットがあります。
その一方で、いくつかのデメリットもあるため、メリットとデメリットの両方を把握した上で、最適なシステムを導入しましょう。

飲食店のオーダーエントリーシステムは、「L.B.B.Register」がおすすめです。
アプリをインストールすることで、スタッフ用ハンディ端末アプリ機能や、キッチンに必要な注文ステータスの変更や注文消し込み機能が使えます。
その他にも、月額料金内でPOSレジやモバイルオーダー機能も利用可能です。
オーダーエントリーシステム導入をご検討中の場合は、「L.B.B.Register」の利用をご検討ください。

CONTACT

L.B.B.Cloudのモバイルオーダー

RECOMMEND

For Restaurants2024/12/13

モバイルオーダー導入で申請できる補助金! IT導入補助金も詳しく解説

近年、多くの飲食店でモバイルオーダーの導入が行われています。
モバイルオーダーを導入することで、人件費削減や顧客満足度の向上などさまざまなメリットがある一方で、導入にかかる費用が懸念点の場合もあるでしょう。
国全体でDX化が進んでいる今日、さまざまな取り組みに対する補助金や助成金があります。
そこで今回は、モバイルオーダー導入で申請できる補助金や助成金をご紹介します。

For Restaurants2024/12/13

モバイルオーダーの導入費用とは? 導入店舗が支払う月額についても解説!

モバイルオーダーは人件費の削減や売上アップなどさまざまなメリットがある一方で、導入には費用がかかります。
そこで今回は、導入にかかる費用について、選ぶ際のポイントやメリット・デメリットとともに解説します。

For Restaurants2024/12/13

モバイルオーダーの導入店舗とは? 業界・ベンダーを一覧で紹介!

近年、顧客が自分の端末を使って注文をする「モバイルオーダー」を導入する飲食店が増えました。
大手企業を中心に、さまざまな業界で導入が増えており、今後もさらに普及していくでしょう。
そこで今回は飲食業界だけでなく他業界での導入例もご紹介します。

CONTACT