【L.B.B.Cloud】新機能として「2要素認証」を用いたログインができるようになります

◆2要素認証ってなに？

2要素認証とは、アカウントやシステムへのログイン時に、「2つの完全に異なる要素」を使用して本人確認をおこなうセキュリティ対策の一つです。
一般的には、以下の3種類の要素から異なる2種類の要素を組み合わせて使用します。

・知識要素（知っているもの）
例：パスワード、暗証番号、秘密の質問の答え

・所持要素（持っているもの）
例：スマートフォン、認証アプリ、セキュリティトークン、ICカード

・生体要素（本人そのもの）
例：指紋、顔認証、虹彩認証、声紋

映画やドラマなどで、扉の機械にパスワードを入力後、顔や掌をスキャンして施錠を解除する、といったシーンを見たことはありませんか？これもまさに「知識要素」と「生体要素」を使った2要素認証なのです。
2要素認証を使うことで、なりすましや不正アクセスのリスクを低減することができます。
ログインに使用するパスワードを誰かに知られてしまっても、認証に使うスマートフォンやICカードが手元に残っているからアクセスさせない・登録している指紋は自分のものだけであるから他人にはアクセスさせない、ということが可能になります。

◆「2段階認証」と「2要素認証」の違い

もしかすると、「2段階認証」を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
名前はそっくりですが、「2段階認証」と「2要素認証」は明確に異なる別の仕組みになります。
「2段階認証」では、前述の3種類の要素から1つの要素のみを2連続で使用します。

・IDとパスワードを入力した後に、「生年月日」を入力する　→　知識要素のみ

・認証アプリで認証後、ICカードを読み取る　→　所持要素のみ

・指紋認証でスキャンしたあと、顔認証もスキャンする　→　生体要素のみ

2段階認証もセキュリティ対策として広く使われている手段のひとつではありますが、2要素認証との違いにより大きな欠点があります。
それは、「要素が同じである以上、他者に要素が把握されることでセキュリティを突破されやすい」という点です。
例えば、上記の例だと、「ID」「パスワード」「生年月日」の個人情報が何者かに閲覧され取得されていると、簡単に認証できてしまいます。
認証アプリが入った端末とICカードが両方とも盗難された場合も、簡単に認証できてしまいます。
2要素認証であれば、パスワードを盗まれたとしても「もうひとつ別の要素」が必要となるので、不正なログインを防ぐことができるのです。

◆L.B.B.Cloudにもこの”2要素認証”機能が実装されます

2025年7月に予定しているアップデートにて、L.B.B.Cloudのシステムにも2要素認証の機能が追加実装されます。
ログインする際、これまでのパスワードだけでなく、iPadやiPhoneの認証アプリケーションを使用する方式です。
「知識要素（パスワード）」と「所持要素（認証アプリ）」の2要素ですね！
標準機能となりますので、追加の費用やお手続き等は不要で、すぐに設定をはじめることができます。
アップデートによる具体的な利用開始日や設定方法については、改めてお知らせのご案内をお送りいたします。
もうしばらくお待ちくださいませ。

◆まとめ

・2要素認証は、不正アクセス等を防止するためのセキュリティ対策です
・2025年7月から、L.B.B.Cloudにも2要素認証機能が実装されます
・店舗さまの個人情報保護のため、2要素認証を設定してください

店舗さま、ひいてはご利用されるお客さまのため、ぜひともセキュリティ向上にご協力ください！

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